Berkshire Hathaway annual shareholders meeting ~バークシャーハザウェイ株主総会(後編)

さて、前置きが長くなりましたが本題のバークシャーハザウェイ株主総会です。

当日日曜日は、7時開場、8時半オープニングということでホテルを6時45分に出て7時過ぎに着くように行きました。

しかし!、到着した時点で既にこの人だかり。

結局会場内に入るのに30分程度かかった上、1,2階席が全く空いておらず、辛うじてアリーナの↓の席を確保した時には既に8時前。。

ステージ前の良い席を確保した同級生はなんと3時半!に会場入りしていた様です(ただ午後には若干人が減ってくるので、バフェットを間近で見たい、けどとてもじゃないけど3時~4時の会場入りは厳しいという方は午後席が空くのを待つのも一つの手かと思います)。

隣に座っていた男性は、香港在住でバンクーバーに住んでいる親の家に数日滞在した後にオマハに来たそうです。今は個人投資家をしているそうですが、元々はマイクロソフトに勤めていたということでAmazonとの比較など興味深い話を聞かせてもらいました。昨日のオマハ在住のバークシャーハザウェイ投資家含め、こうしたちょっとした出会いもこのイベントの魅力だと思います。

そして、ついにオープニングの8時半。バークシャーハザウェイが投資している会社のPRムービーが流れ(ティム・クックApple CEOやタイガーウッズとバフェットが共演しているオリジナルムービーに加えて、ゲスト席にはビル・ゲイツがいるというなんとも豪華な顔ぶれ)、いよいよ主役の2人、ウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーの登場!

席がステージから遠かったため、全然2人の顔が見えなくてすみません。。

初めに、バフェットから直近四半期の業績の見方(バフェットとしては当期純利益では一時項目が入って歪むため、営業利益で見て欲しいという趣旨の様です)とバークシャーハザウェイ本社の新しい契約などに関する簡単な説明があった後、株主とのQ&Aセッションがスタート。

質問は、バフェットのテクノロジー企業に対する見方*から自社株買いの方針、Wells Fargo社の会計不正や子会社の鉄道会社Burlington Northern Santa Feの業績・他社比較、バフェットの資本主義に対する見方や人生観、また中国に対する見方など実に幅広い内容。ただ後から同級生とも話した上での結論としては、全体的に質問内容があまりに漠然とし過ぎているか、もしくは細か過ぎるためウォーレン・バフェットやバークシャーハザウェイ、またその主要投資先(AppleやBank of Americaなど)に対する視点を深めるというより、その場の雰囲気を楽しむのがメイン。

*ちょうど前日にバークシャーハザウェイのAmazonに対する投資が公表されたことも影響したと推察。回答としてのバフェットの”All investing is Value Investing”というコメントが個人的には特に印象的でした。世間的にはバリュー株vs.グロース株といった見方で話されることが多いですが、バフェットはこの様な二項的な見方はしておらず重要なのはあくまで自分が理解できているかという”Circle of Competence”(個人的にはConvictionの方がしっくりきていますがこの辺は人それぞれだと思います)の部分で、その点がしっかりしていれば成長株も十分に割安(バリュー)になり得るということかなと思います

それでも、あらゆる質問に誠実に回答するバフェットや若干ぶっきらぼうなチャーリー・マンガーとの掛け合い、小さな子どもを連れて質問している10年・20年単位の長期投資家を見ていると、この株主総会が彼らにとっての大事な人生の一部なんだなと実感できて、本当に来て良かったと思えるイベントでした。

次回また来れれば、今回予約できなかったバフェット御用達のステーキハウス「Gorat’s Steakhouse」にも行ってみたいと思います。

P.S. 株主総会のオープニングムービー以降の模様はYahoo! Financeで見れます
https://finance.yahoo.com/news/2019-berkshire-hathaway-shareholders-meeting-warren-buffett-charlie-munger-163857359.html

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