Berkshire Hathaway annual shareholders meeting ~バークシャーハザウェイ株主総会(前編)

昨日からバークシャーハザウェイの株主総会でアメリカ中西部のオマハに来ています。

バークシャーハザウェイはアメリカの超有名投資家(コロンビアMBA卒業生でもある)ウォーレン・バフェットが経営する投資会社。GEICOなど様々な企業を子会社化していて、バークシャーハザウェイグループ全体での売上高は2,475億ドル(約27.5兆円、直近18/12期)、時価総額は5,374億ドル(約59.7兆円、 19/5/3時点)となっています。日本の5大商社合計の売上が約30.3兆円、時価総額が約14.5兆円程度なのでいかに大きなコングロマリットであるかが伺えます。

今日はそのバークシャーハザウェイの年1回の株主総会。バークシャーハザウェイ自身が上場して、株主は本人含め4人まで入場が許可されるため、毎年4万人!近く来場するそうです。(「ライブ 4万人」でググって真っ先に出てきた米津玄師の昨年2018年の幕張メッセでのライブは1日当たり2万人、2018年の年間ライブ観客動員ランキングトップの東方神起の1コンサート当たり動員数で2.7万人とどちらも軽く上回っています。年1回とはいえ、ものすごい人気です。)

今回、僕はCSIMA(コロンビアMBAの投資クラブ)の旅行として株主総会に参加しました。通常であれば株主になるために最低でもB種株1株(2.4万円強)を取得し、ニューヨークから往復5~10万円もする飛行機と1泊1.5~2万円程度するホテルを予約する必要があり、計10~16万円程度を要します。が!、CSIMAとして参加枠を持っており、飛行機・ホテル代の補助もあったため、今回はたった400ドル(約4.4万円)で参加できました。これだけで2年間で2万円弱するクラブ会費を回収した気分(笑)

株主総会前日の土曜日は、会場では株主向けショッピングのみ。それでも、お昼時ということもありこの人の多さ。

中に入ると、バフェットでおなじみのコカ・コーラや

自動車保険会社のGEICO、

ミセスBことローズ・ブラムキンによって経営されていたネブラスカ・ファーニチャー・マート

他にもスポーツウェア会社や鉄道会社、不動産会社、ビジネスジェットの部分的所有権/持分販売会社などありとあらゆる会社のオーナーになっているんだなと改めて実感。

そして、お目当てのシーズキャンディー。ここは会場でも特に長蛇の列。

この前初めて食べたのですが、アメリカのお菓子の割には美味しかったのでお土産として↓の株主総会限定パック?を調達することにしました(後から同級生に聞いた所、他の一般商品は通常価格の20%オフだったそうです)。

買い物が一段落して休んでいた時に話した白人老夫婦と中年の黒人女性は、どちらもオマハで生まれ育って毎年バークシャーハザウェイの株主総会に出席しているとのこと。地元の人が毎年楽しみにしていて、かつネブラスカ・ファーニチャー・マートの様な地元の企業や周辺のホテル・飲食店の経済にも貢献するバランスの取れたイベントなんだなと実感します(これがアメリカ中西部のオマハではなく、ニューヨークやサンフランシスコのイベントだと話が変わってしまうのかもしれません)。

周りを見ても白人の中年の人が7~8割と、人種・世代的にニューヨークと全く異なる雰囲気で(どちらかというと古き良きに分類される) 非都市部アメリカの一面を垣間見れたような気がします。昔アイオワに住んでいた同級生によると、中西部(Midwestern)の人は基本的に気さくでおしゃべり好きだそうです。

さて、株主総会前のもう一つの楽しみとして、ウォーレン・バフェットの自宅にも行ってきました。住所は「5505 Farnam St, Omaha, NE 68132」で、株主総会/ショッピング会場のCHI Health Center Omahaから車で10分ぐらいの閑静な住宅地にあります。

この辺りはオマハでは高級住宅街だそうで、素敵な家が沢山ありました。

で、肝心のバフェットの家はこちら。本当に質素。僕は投資会社でのセメスターインターンやサマーインターンを経験して、新しい会社や事業を学べて、専門知識を持った多くの素晴らしい方と話せて、かつ自分のインプットをリターンという形でアウトプットにできる投資の仕事が本当に好きだなと思う一方、少しでも良い家に住みたいという欲も多少なりともあるので(留学中、築100年以上のぼろユニバーシティハウジングに住んでいる影響が多分にあると思いますが、、)、バフェットがどんな欲を持っていたのか、または全く無かったのか改めて気になってしまいます(追記:後から考えた仮説は、「素晴らしい事業・会社・経営者のオーナーになること」がバフェットの欲、ですがいつかまた株主総会に参加できた時に質問してみたいと思います)。

ちなみに、僕達以外にも写真を撮っている観光客(主に中国人)が10人ぐらいいました。

追記:Wall Street Journal朝刊に、バークシャーハザウェイ株主向けショッピング会場の地図まで載っていましたので参考までに(笑)

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