私たちの旅行初日はキューバの首都ハバナでなく、ハバナから140kmほど東にあるキューバ最大のリゾート地、バラデロ。バラデロの空港に着くと、入国手続きがあり、荷物検査もあります。これに結構な時間がかかり、着陸してから外に出るまでに1時間はかかったと思います。
事前に気温が28度と調べていたので暑いかと思いきや、全然暑くありませんでした。暖かいな~というくらい。からっとして湿度は低いです。
空港から高級リゾートホテルが集まるヒカコス半島までは40km弱あり、タクシーで行きました。空港を出ると、黄色いタクシーが沢山止まっており、運転手がアグレッシブに客引きをしてきます。
事前に調べた感覚ですと5CUC(日本円で500円くらい)が相場かな、と思っていました。ネットでバラデロとハバナまでのタクシーが10CUCで行けたという情報があったので距離的には高くても半分の5CUCだろう、というのが根拠です。
しかし、最初に提示された価格は36CUC…(3,600円くらい)。キューバの物価を考慮すると高すぎる。キューバの平均月収は26ドル(2,700円くらい)らしいので。
そこで、価格交渉をしようとします。しかし、運転手は「これが政府の決めた価格だ」と言って価格表を見せてきます。確かに36CUCと書いてありました。
ただ、タクシーは沢山あったので価格交渉の余地があるかと思って他の運転手と交渉をしたり、すこし空港を離れた場所でタクシーを捕まえようと試みました。
しかし、上手くいかず最終的に諦めて36CUCで行くことになりました。結果的に相当時間を無駄にしてしまいました。
タクシー自体は沢山止まっていたのですが、全て同じ会社で、しかも運転手が互いに捕まえた客を融通し合ったりしており、かならずしも自分の車にお客を乗せていないところを見ると、歩合制の評価では無さそうです。これが社会主義か・・・と実感する最初の瞬間となりました。
泊まったホテルはヒカコス半島の先端の方にあるリゾートホテル、Royalton Hicacosです。
カンクンも同様ですが、この辺りのリゾートホテルでは「All Inclusive」という宿泊サービスが一般的のようで、宿泊に加えてホテル内でのレストランでの自由な飲食や、プール等の利用ができるシステムとなっています。Royalton Hicacosの敷地はまさにテーマパークのような雰囲気でバーやレストラン、アイスクリーム屋など沢山楽しめるスポットがありました。
面白いなと思ったのが、プールの中にあるバーです。おしゃれ。
宿泊中の食事がすべて自由に食べることが出来て1泊あたり340ドルくらいなのでかなりお得です。キューバの物価からすると高いのでしょうが。
お昼過ぎにホテルに着いてから、スタッフお勧めのキューバサンドをハンモックでリラックスしながら食べ、その後はアイスクリーム(夫と私はアイスクリームが大好き)を食べながら海岸を散歩しました。
部屋も元々のハードルが低かったので、予想以上に広くて清潔で安心しました。難点はスリッパと歯磨き粉が無いこと。シャンプー&コンディショナーの質が酷く髪の毛がキッシキシになったこと、です。(これは水質が悪いことも影響するかもしれません)
ホテルの目の前にビーチがあるので、散策。
すっごく綺麗な上に、人も全然いなくてリラックス出来ました。水温がかなり低いので泳げませんが…。あ、泳いでいる人もいました。
夜はホテルのカリブ海料理のレストランで食事をしました。
味は…まぁまぁです。正直、キューバの食事の味付けに関しては、単純なグリルなどを除けばあまり期待しない方が良いと思います。
ワインだけはAll Inclusiveには含まれず、別料金でしたがスペイン産の白ワインのボトルがなんと20CUCで破格。味も値段の割には悪くなかったです。