渡航準備について綴りたいと思います。
【渡航条件:12の目的】
ニューヨークの空港からは、バラデロへの直行便が無いので、マイアミ経由のチケット(American Airline)を取得しました。
キューバへの渡航は、渡航条件が課されており12個の目的のいずれかに該当する人のみが渡航できます(詳細は大使館ウェブサイトや航空会社のウェブサイトで確認できます)。もし12個の目的のいずれにも該当しない人は、別途アメリカ財務省外国資産管理局の許可を得る必要があります。その為、フライトを予約する際にも注意書きのページが表示され、どの目的で渡航するかを選択する必要があります。
さて、この12の目的ですが…
適当でも何とかなります!
少なくとも私たちはそれで渡航できました。私たちは「キューバの人々を支援する」という目的を選びました。支援、とは定義が曖昧ですし、いざとなれば何とか支援っぽいことをすれば良いと思いました。とはいえ、マイアミ空港のゲートを超える直前までは、「本当に大丈夫かな?」と心配でした。
実際には、アメリカを出国するまで渡航条件について一切触れられませんでした。バラデロの空港に到着後、入国手続きをしている際に、夫の方が入国の目的を聞かれたようです。彼は当初、キューバ人の支援が~みたいなことを伝えたらしいですが、スタッフの方が「?」という感じで最終的にはFor holidayということで落ち着いたようです。ちなみに私は入国手続きでも一切何も聞かれませんでした笑。なので、12個の目的は意外と表面的な気がします。
【渡航条件:アメリカ以外の保険加入】
入国の為にはキューバが指定する条件の保険に加入し、その契約証明書の提出が求められます。
人によってはクレジットカードの海外保険で証明書を取り寄せる方もいるようですが、私たちが乗ったAmerican Airline(以下、AA)ではあらかじめフライトの金額に25ドルの保険料が加算されており自動的に加入していることになっていました。内容は確認しておらず全く不明ですが…。そして契約証明書については、取り寄せたりプリントアウトをする必要が無いので(航空会社に問い合わせて確認しました)、特に追加的なアクションは不要です。
【渡航条件:旅行者用VISAカード】
キューバの入国には旅行者カード(VISAカード)が必要です。
購入ルートはいくつかあるみたいですが、AAなどのアメリカ資本の航空会社(その他にはDelta、Jet Blue etc)では、それぞれマイアミ空港のカウンターやオンライン等で購入できます。航空会社によって購入方法が微妙に異なり、更に手数料も全然違うので検討する際にはよくご確認を。Jet Blueは手数料がかからず50ドルです。AAはVISAカードの50ドルに加えて35ドルのプロセス・フィーがかかります。これはオンラインで事前に購入した場合の価格であり、マイアミ空港で購入するなんと100ドル!もかかります・・・。この価格差は知らなくて、当日に購入する際にショックを受けました。余裕がある人は早め(郵送なので時間がかかると思います)の購入をオススメします。
VISAカード購入場所については、AAではマイアミ空港のキューバへの出国ゲートに設置された小さなカウンターとなります。
VISAカードはピンク色。
VISAカードの他にもHealth Statementと税関申告書が配られるので機内で記入します。