Citi Bike(シティバイク)の進出

最近、予兆なくシティバイクのバイクスタンドが家の近所(=コロンビア大学周辺)に現れました。

シティバイクとはアメリカでNo.1シェアの自転車シェアリング・サービスです。

シティバイク Website

私たちが渡米した直後(8月)はまだ110thストリートまでしかバイクスタンドが無く、自分には無縁と思っていたのですが、どんどん北上しているようです。

↑ 2017年9月18日時点でのコロンビア大学周辺のバイクスタンド。黄色は今後予定している箇所だそうです。

↑マンハッタンとブルックリン、ニュージャージー含めた地図で見るとバイクスタンドで埋め尽くされています。ハーレム界隈もかなりあるようですね。

1. シティバイク(Citi Bike)とは?

・2013年5月に正式ローンチされた、アメリカの自転車シェアリング・サービス
・金融機関であるシティグループがメインのスポンサーである為、サービス名及びロゴにシティの名前、ロゴが使用されている
(初期の資金拠出は$41mn(約45億円)、その後の事業拡張でシティグループから$70.5mn(約76億円)、ゴールドマン・サックス・アーバン・インベストメントから$15mn(約17億円)を集めている)
・運営自体は自転車シェアリング事業を行うMotivate社が行っている

2. シティバイクの運営規模は?

・2017年9月現在で、マンハッタン・ブルックリン・クイーンズ・ニュージャージー地区において600のバイクスタンド、10,000台のレンタル自転車を運営
・アメリカ国内でシェアNo.1

3. How to Use?

・バイクスタンドでチケットを購入
・購買したチケットの適用期間に応じて、ニューヨークに点在するバイクスタンドに駐輪してある自転車を自由に乗る
・返却は借りたバイクスタンドとは異なるスタンドで返すことが出来る
・適用期間中は、1回の乗車時間が定められている。1日及び3日パスは1回あたり30分、年間パスは1回あたり45分(超えると超過分のUsage Feeがかかる)

4. How Much?

・1日パスは$12(約1,320円)、3日パスは$24(約2,640円)、年間パスは$163(約17,930円)
・年間パスは1年間のコミットメント付で月額支払いもできる、月額$14.95(約1,645円)
・レンタルにあたって、$101の保証金を預ける必要がある(クレジットカードで対応)
・紛失・盗難の場合は$1,200の補償(約132,000円)
・1回の乗車時間を超えた場合のUsage Feeは1日及び3日パスは15分あたり$4(約440円)、年間パスは15分あたり$2.5(約275円)

5. Who can use?

・16歳以上
・クレジットカードによるチケットの購入は18歳以上から

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来年のコロンビア大学入学者や、学生だけど自転車を持っていない人にとっては今回、バイクスタンドが大学周辺にできたことは、選択肢が広がって良かったのではないでしょうか。

私は既に自転車を購入してしまった為、使うことは無さそうですが・・・。

月に1回以上乗るのであれば年間パスを買うのがお得ですが、こちらの自転車の相場が$100~300であることを考えると、自転車を購入した方が経済的ではあります。

ただ、「行きは自転車に乗って帰りは電車に乗りたい」「ある場所までは電車で行って、その後は自転車に乗りたい」というニーズにシティバイクは応えてくれます。

年間パスは、月額コースがありますが利率が相当高いので(年間複利で24%くらい)、よっぽど手元にお金がなく且つ喫緊で加入したい場合を除いては一括購入が良さそうです。

そもそも、自転車をニューヨークで乗ることについてですが・・・

ニューヨークでは自転車をすいすい乗るのがBike Laneのような専用自動車道以外は難しいので、意外と自転車の使い勝手は悪いです。歩道での乗車はダメです。自動車にも言えますが、信号も多いので日本ほど効率的には乗りこなせません。

自転車道の情報はこちら→http://www.nyc.gov/html/dot/html/bicyclists/bikemaps.shtml

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